2014
干支 午 | ||||
小根付 | 馬蹄形ペンダント | |||
置 物 | ||||
もし、この世に馬がいなかったら歴史がかわっていたかもしれませんね。人類が馬を馴らし、家畜化したおかげで多大な恩恵を受けてきました。 軍事面では遠征が可能となり、国の興亡に関与したわけです。 午年・うまくいく、幸運が駆け込むなどと、縁起が良いということにしておきましょう。 |
ひな人形
男雛の衣装には松と竹を。女雛には梅を描きました。
置 物
弟 橘 媛 | ||
日本武尊(ヤマトタケル)の后で、古事記では弟橘比売命(オトタチバナヒメノミコト)、日本書紀では弟橘媛(オトタチバナヒメ)と表記されます。 ヤマトタケルが東征を命じられ、走水(はしりみず)の海(浦賀水道)を渡ろうとした時、海の神が怒って荒波を起こし、前進できませんでした。 オトタチバナヒメは自ら入水して神の怒りを鎮めたとされています。七日後海辺に櫛が流れ着きました。墓を作り、その中に櫛を納めました。 |
釈迦と同じくインドの王族の太子で、出家の後法蔵菩薩となりました。菩薩とは、まだ悟りをひらいてない状態です。修行をして、悟りをひらき如来となります。 法蔵菩薩は48の願をおこし、その大願を成就して仏となり、西方浄土の教主となりました。48願のうち最も大切なのが第18願の念仏往生願で、阿弥陀の本願といい、念仏を行う者は必ず成仏させるという誓いであります。阿弥陀信仰が藤原時代に盛んになったのは、世が末法に入ったと信じる人々が阿弥陀仏にすがって極楽に往生したいと希求したからであろうといわれています。生きるに苦しい時代、死んで素晴らしい世界に行きたいと願うのは理解できますね。 |
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阿弥陀如来 |
小根付 ねこ
古今東西、猫の魅力にとりつかれた人はどれ程いるでしょう。 私の住む港町周辺、隣町を含めるとノラ猫が20匹以上生息しています。確認できた数で、実際の数は解りません。 よく見かける彼らには、それぞれ縄張りがあり仲の良し悪し、力関係が垣間見えます。毛の色、柄も様々で、顔の美醜もあるものです。あくまで私個人の見解なので、猫同士の美醜の基準ははかりかねます。 |
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サカナ | 快 眠 | |||
アクセサリー
ループタイ(リバーシブル)
ペンダント 帯 留
津軽地方の「こぎん」などの刺し子、紬などの織物、昔から様々な模様が伝わってきました。繊細、緻密、あるいは大胆さに目を見張ります。世界中、古代より模様が描かれてきました。空間に何か 描きたくなるのは人間の性なのでしょうか。私も撥鏤の技法で、様々な模様を彫りたいと思います。 |
差し根付 風神・雷神 (材・屋久杉)
屋久杉は、世界遺産に登録された屋久島に自生する杉です。現在伐採が禁じられている為、珍重されています。材料を頂いたので制作しました。
風と雷の神を、厳しい自然に育まれた樹で彫るのはうってつけでしょう。風神・雷神といえば、琳派。なぜ、琳派の人気が高いのでしょう。人の心を
とらえる、普遍性があるのでしょうか。
根付 それから
夏目漱石の小説「それから」のヒロイン三千代がモデルです。歌人、白蓮をイメージしました。手には百合の花を持っています。小説中、百合の花が
非常に効果的に使われています。明治、大正時代は近くもあり、遠い感じもします。女性は変わりました。いえ、たぶん変わらず、表現が変わっただけ
なのかもしれません。
スカラベ 鹿角
ふんころがしと呼ばれる、タマオシコガネ。古代エジプトでは、太陽神ケプリと同一視され、再生、復活の象徴である聖なる甲虫として崇拝され、彫刻、印章、護符、装飾品の
デザインとして使われてきました。美術館で、エメラルドのスカラベを見た記憶があります。糞を転がす、ただの虫だというのに、人間というのは、面白いものです。
小置物